子供は愛せない親の介護をできるのか?歪んだ親子関係は老後に清算される
親の老後・介護は子供がみるものだが、そう断言できない場合も多い
私も仕事柄
どうしようもない子供もいればどうしようもない親からご相談をうける場合があります。
今であれば幼児虐待にもなるようなご相談も時々受ける場合もあるのです。
そんな方はみんな心に大きな傷をおもちです。
また、第三者である私からすると
「えっ?そんなことで?」
と思うことも多いのですが、ご相談者本人にとっては
とっても大きなことであって、そこは決して譲れないところなんですね。
親から虐待されてきた?
親からいつも他の兄弟姉妹を私よりもえこひいきしてきた?
そのあたりは本人の気持ちの尺度ですから外部の人間がとやかくいうことはできません。
「私、親が大嫌いなんです!」
そんなご相談も珍しくないのですが、そんな憎い親であっても介護や相続のことをかんがえなければいけなくなる時期がいつか来ます。
しかしそんな子供でも世間の目も気になりますから
親の面倒もみない親不孝な子供というレッテルを貼られたくはない
という葛藤
昔の心の傷はそう簡単には簡単には洗い流せません。
人というものは意外と執念深いものです。
子供間のえこひいき
親の度を過ぎた干渉や支配
などなど親にはそんなつもりは毛頭無く
良かれと思ってしてきたことでもです。
そんな歪んだ親子関係は親の介護や相続で一気に爆発します
世の中にはさまざまな家庭やさまざまな親子関係がございます。
そんな様々なご事情をかかえたる、過去の心の大きな傷をかかえた子供に
(といってももうかなりのご年齢ですが)
「やっぱり子供が親の面倒をみるのが
当たり前じゃないですか?」
なんて言えないことも多い私です。
いろいろなわだかまりは最後にはきれいさっぱりと流されるものだと信じていたいです。それが親子なんですから・・・・
たとえ時間がかかっても、いつかそんな親子のわだかまりが消えてなくなり、普通の親子に戻れる機会がきっと訪れますよね?
子供も親を誤解していたり・・・
親も子供を誤解していたり・・・・
一番近い存在である親と子供って、意外と遠い関係なこともありますから
腹を割って本音で話し合う難しさってありますよね?