介護しない人ほど金は出さぬが口は出す!相続は手を出してくる

法律で「子供たちはみんな同じ相続割合」と決まっています。それ以外は遺言書か相続人全員の話し合いしかない

母さんを老人ホーム入れるなんて兄さんてそんな親不孝者だったの?母さんはまだしっかりしてるじゃない!

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介護していない離れて暮らす別居の他の子供たちにはわかならないものです

私自身、最後まで母と同居していました。
そんな認知症の母でしたが
離れて暮らす兄や姉が実家に訪ねてくると
それはそれはしっかりシャキッとするのです。

結局、兄や姉には本当の母の状況はわかりません。
「意外としっかりしてるやん!」
と別居の兄や姉が私にそういわれるとかなり複雑な気持ちになったものです。

 

「本当のお母ちゃんの状況は、お兄ちゃんお姉ちゃんにはわからんやろうなぁ・・・」
というのが私の悟りでした。
いくら言っても伝わらんものは伝わらん!
これが現実です。

 

そんな私と似た状況の方のご相談例です。

 

結局、最後は日頃の兄弟姉妹たちとのコミュニケーションが大きな問題かも?

介護の大変さは介護していない人にはわかりません!
これは私が実感した真実だと今も感じています。

やはり介護をしていない他の兄弟姉妹たちにとっては
心の引け目もあるかもしれません
だから親にもそれはそれは優しくするかもしれません。

また、下手に口を出すと介護を押し付けられる?とあまり実家には顔を出さないようにしているかもしれません。

介護のこと
いつまでもウヤムヤあいまいにはできない時期がいつか来るかもしれません。

 

 

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樹木希林さん癌(ガン)を語る!人はどう癌と付き合えばよいのか?僕はそんなに強くはない

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僕のお父ちゃんも肺がんだった・・・・

 

父が肺がんを発症し、片肺を摘出手術をしました。
やはり呼吸器系の手術はその後がとても辛そうでした。

手術後は片方の方ががくんと落ちてしまって常に傾いた姿勢がちょっと悲しかったです。

 

「死ぬ時ぐらい好きになさせてよ!」
これは樹木希林さんの名言ですね。

 

癌とはこんなつきあい方もできるんですね。
とても僕にはそんな強さは持ち合わせてはいないけれど・・・

人間、悟りを得た人ってこんな風にさらっと自分の病気(乳がん)を語れるのですね・・・。

おそらく本当に独りになった時には、こんなに強くはないかもしれないけれど
いったん外に出て人に会って話をする時には強がりかもしれないけれど
きちんと自分を客観的に語れるのかもしれません。

 

「死ぬ時ぐらい好きになさせてよ!」

そういう樹木希林さんなのですが、現実はそう好きにはできないものなのですがね・・?

 

 

子供は愛せない親の介護をできるのか?歪んだ親子関係は老後に清算される

 

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親の老後・介護は子供がみるものだが、そう断言できない場合も多い

私も仕事柄
どうしようもない子供もいればどうしようもない親からご相談をうける場合があります。

今であれば幼児虐待にもなるようなご相談も時々受ける場合もあるのです。

そんな方はみんな心に大きな傷をおもちです。

また、第三者である私からすると
「えっ?そんなことで?」
と思うことも多いのですが、ご相談者本人にとっては
とっても大きなことであって、そこは決して譲れないところなんですね。

親から虐待されてきた?
親からいつも他の兄弟姉妹を私よりもえこひいきしてきた?

そのあたりは本人の気持ちの尺度ですから外部の人間がとやかくいうことはできません。

 

「私、親が大嫌いなんです!」

そんなご相談も珍しくないのですが、そんな憎い親であっても介護や相続のことをかんがえなければいけなくなる時期がいつか来ます。

 

 

しかしそんな子供でも世間の目も気になりますから
親の面倒もみない親不孝な子供というレッテルを貼られたくはない
という葛藤

 

昔の心の傷はそう簡単には簡単には洗い流せません。
人というものは意外と執念深いものです。

子供間のえこひいき
親の度を過ぎた干渉や支配
などなど親にはそんなつもりは毛頭無く
良かれと思ってしてきたことでもです。

 

 

そんな歪んだ親子関係は親の介護や相続で一気に爆発します

世の中にはさまざまな家庭やさまざまな親子関係がございます。

そんな様々なご事情をかかえたる、過去の心の大きな傷をかかえた子供に
(といってももうかなりのご年齢ですが)
「やっぱり子供が親の面倒をみるのが
 当たり前じゃないですか?」

なんて言えないことも多い私です。

 

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いろいろなわだかまりは最後にはきれいさっぱりと流されるものだと信じていたいです。それが親子なんですから・・・・

たとえ時間がかかっても、いつかそんな親子のわだかまりが消えてなくなり、普通の親子に戻れる機会がきっと訪れますよね?

子供も親を誤解していたり・・・
親も子供を誤解していたり・・・・

一番近い存在である親と子供って、意外と遠い関係なこともありますから
腹を割って本音で話し合う難しさってありますよね?

亡くなった兄の家族が相続放棄して兄のサラ金の借金の取り立てが弟の私に来る

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相続放棄するなら、その影響ときちんと把握して迷惑をかけないようにしなければいけませんよ

「亡くなった親父がサラ金から多額の借金をしているなんて驚いたな!
 それなら、俺たちは相続放棄をして関係を絶とう!」

そんな風に相続放棄を考える方も多いかもしれません。

でも、それにより他の方への影響もしっかりと把握しておいてくださいね。

 

相続放棄するとその相続人が最初からいなかったものとして、新たに相続人を判定し直します。

 相続放棄すると、その相続人が最初からいなかったものとされます。
ですから、新たに相続人として浮上してくる場合も多いのです。

 
兄の家族が相続放棄したら、弟や妹が甥や姪が新たに相続人となることがあります。

相続の順位は
第1順位は子供たち
第2順位は親ですが通常既に亡くなっています。
第3順位は亡くなった方の兄弟姉妹ですし、その方が亡くなっていたらその子供(甥や姪)に継承されます。

 

だから、借金を多く残して亡くなった兄弟がいて、その家族が相続放棄すれば
その借金は新たな相続人である兄弟姉妹に取り立てがくることもあるのです。

では実際の相談例をお聴きください。

 

家族が一番傷つくのは認知症の方からの暴言!いくら病気だと自分に言い聞かせても心が折れる

実際の認知症の夫を看取った妻からの証言

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最初は「あれ?」ということからだった

認知症は風邪なんかの病気みたいに熱が出たり、痛い?辛い?なんていう症状はでません。

最初は「あれ?」ということからなんですね。
でも、この些細な変化は家族でないと気がつかないんですね。

 

「殺すぞ!」そんな暴言まで吐く夫の変化に恐怖を覚えることもあった

本当に昔の夫からは信じられない豹変振りに戸惑う家族も多いです。

私の母も、「何か悪霊にでもとりつかれているんじぁないか?」とまで思うことも一度や二度ではありません。血相を変えて怒りだす!それもなんでもないことをです。

だから、この奥さんのお言葉もよく理解できますね。

 

 

不思議とちゃんと論理的な話も通じる時もあるんです。
ずっとおかしいのではなく
時々おかしくなってしまう・・・?

でも、だんだんそのおかしい状態が頻繁に起こるようになるんです。

 

普通の時は本当に昔の親や夫に戻るんです。
そのときは本当にうれしいものでした。

 

認知症が治ったのかも?」
なんて儚い希望をもってしまうのですが
でも、その状態は長くは続かないんですね。

 

 

さらっと話されていますが、認知症の方をもつ家族の負担は相当なものです

私も当時は大変でした。
「もう勘弁してくれ!」と思い悩んだものです。

私にはこの奥さんのように心の広くはないので、ストレスは正直大きなものでした。

 

でも、
認知症は病気なんだから・・・!」
と悟りをえないといけないんですね。

 

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80歳のひいおばあちゃんに生理的に嫌悪感を覚えるという孫にそれでも相続させたいと思いますか?

おじいちゃん、おばあちゃんなんて口うるさくて大嫌い!
正直、こんな風な若者によく遭遇します。

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そんな人でもいざ遺産相続が発生すると態度が180度変わります。
『そら、もらえるものはもらいますよ!』
という感じなんですが・・・・・

 

「ヒ孫もだっこさせたくない!」という孫の意見を聞いてみてください。

 

もうこんな風に家族という感覚が崩れているように感じるのは私だけでしょうか?

 

余命1ヶ月と宣告されて23年間も抗ガン剤の副作用と戦い続けることができた理由はなんなんだろう

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もし私がガンと宣告されたら?余命宣告まで言われたらとてもこんな風には立ち向かえないと思う

私はエンディングノートの書き方のセミナーもしていますが。そこには病気の告知についても自分の意思をきちんと伝えてく項目があります。

必ずしも病気(たとえばガンなど)の告知をする方が良いとは限りません。
※少なくとも私はそう考えています。

告知を受けて精神的な大きなショックを受けるよりも、知らずにいれるのならぎりぎりまで知らないことの方が良い場合もありますからね・・・

 

でも、こんな風に余命1カ月と宣告されても23年間ガンと戦い続けた方もいます

ぼくにはこんな強さなどカケラもないけれど、こんな風にいつか立ち向かえる日が来るかもしれないと思い、みなさんにもシェアしておきます。

 

ご冥福をお祈りいたします。